散歩を習慣づけようと、写真を撮る12キロの旅に出ました。

昨日、2月15日に12キロのウォーキングをしてきた。

時間にして2時間30分、普段はまったくウォーキングなどしない。

だってつまらないじゃない?

歩くってつまらないと思う。走るとなれば苦しみが追加されるからさらにつまらない。けど、やらないと体重だけが増えていってしまう。

どうしたら、ウォーキングを習慣づけることができるのかといろいろ考えてみた。

候補にあがったの、3つ。

1 スシローにペロペロしに行く。

2 まねきねこにライターまおごっこしに行く。

3 散歩中に最高の写真を撮るというミッション

悩んだけど、3番にすることにした。お金もかからないし、女子にカメラを向けなければ捕まることもないしね。

それに、写真は嫌いではない。昔は一眼レフを片手に東南アジアにも行った。人並み以上には好きだと思う。

でも、一眼レフは使わない。単なる散歩でそんなものを持っていたらおかしいし、それに撮り鉄に絡まれたら嫌じゃない。

今回はスマホオンリーだ。

家を出て歩きだすと、すぐにお姉さんが私の前に割り込んできて、そのまま一緒に歩く形になってしまった。

1番気まずいパターンだ。

これでは私がストーキングしているみたいではないか。

いっそのこと抜いてしまおうかとも考えてた。

しかし、狭い道でもあるし、勇気を出して抜かしたとしても、ずっと早く歩かないといけないし、何より今度はお姉さんがストーカー役に抜擢されてしまう。

そんな妄想を思い巡らしていたら、不覚にも歩くのが楽しくなってきてしまった。吹き出しそうなのを必死に堪えて、スマホを右手に持つ姿は側からみれば本当のストーカーにみえたかもしれない。

しばらく、一定の距離を保ちながら歩くと、お姉さんは危ない気配を感じたのか住宅街が広がり、人気の多い方に曲がっていった。

本当は私もそっちに行きたかったけど、我慢した。もし、曲がった先の家にお姉さんが入って行くのを見てしまったら、それは本物になってしまう。目を瞑ったって、何気なく空を眺めても許してはくれないだろう。そういう年齢なのだ。

その楽しい出来事のあと30分くらい歩いたけれど、特に楽しいことは何もなかった。

そして、いつのまにか、写真を撮ることも忘れて歩き続けていた。それもそのはずだ。こんな見慣れた街のどこを撮れというのだろうか。

結局、そのまま6キロ先にあるブックオフにいって『シャイニング』と『ミザリー』を買い、帰宅した。

こんなにも長い距離を歩いたのは、高校生以来かもしれない。

お陰で足は歩いている最中から筋肉痛になってしまい、家についたころにはバキバキだった。

サッカー選手は毎試合12キロくらい走るらしい。やはり、化け物だなと当たり前の感想が浮かんできたので恥ずかしくなった。

そして、この日撮った唯一の写真はこれだ。

ペンギンか?いやいや、ヘリコプターです。

いったい何でこれを撮ったのかも分からない。きっと、何か撮らなければといった強い思いが私をそうさせたのだろう。

しかし、本当に酷い、はっきり言えばクソみたいな写真だと思う。

とくに寄るわけでもなく、ピントも合ってないしただ撮っただけ。それに、瞬時にヘリコプターなのかも判別できないではないか?

もし、1993年頃なら未確認飛行物体と呼ばれたかもしれない。

やれやれ、写真が好きとか言った自分が恥ずかしい。穴を掘ってその中で死にたいくらい恥ずかしい。

そんなわけで、私のウォーキングの習慣作りは失敗に終わりそうです。また、新たな目標が見つかったらまた歩こうと思う。

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