ロードレースって何が楽しいのか分からない。ルールが意味不明など、まだまだロードレース について詳しく知っている人が日本では少ない印象です。
でも、ロードレースってそんなに複雑でわかりにくいレースでもありません。
少しだけルールなどを学べばすぐに楽しむことができるレースです。
そして、日本には弱虫ペダルと言う、『ロードレース 』の教科書があるじゃないですか?
マンガやアニメなので、楽しくロードレースを学ぶには最強の教科書だと思っています。
また、ロードレースは自転車に興味がなくても楽しめるポイントがあります。
この記事ではそのあたりにも触れていきたいと思います。
筆者はクロスバイクやロードバイクに乗り始めて6年がたちました。
まだまだ、自転車についての知識に乏しいところがありますが、少しでもロードレースの魅力が伝わればいいなと思ってこの記事を書いています。
少しでも、自転車に興味をもってくれる人が増えれば嬉しいです。
ロードレースの基礎知識 グランツールとは?
去年の東京オリンピックで日本でもロードレースが行われました。
日本ではなかなか大規模なロードレースを開催することが難しいので、生で見たことがある人は少ないと思います。
しかし、本場ヨーロッパでは年間を通して、いろんなレースが行われています。
その中でも特に有名なのは3大自転車レースとも言われる、「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」です。
この3つのレースをまとめて「グランツール」とも言います。
ツール・ド・フランス
ここでは1番有名な大会ツールド・フランスを取り上げます。
ロードレース の大会には「ワンデーレース」と「ステージレース」に分けられます。
- ワンデーレース
- ステージレース
ワンデーレースはその名のとおり、1日かけて行われるレースです。
一方のステージレースは、何週間もかけて行われるレースで、ツールドフランスはこの「ステージレース」に属しています。
走行距離は3000km
ツールドフランスで驚くことの1つは、圧倒的な走行距離の長さでしょう。
ツールドフランスは、走行距離が3000kmを超え、1日の走行距離も250kmにも達します。
もう、これは変人にしかできないスポーツだと筆者は思っています。
例えば、東京と名古屋の距離を知っていますか?直線距離で約260kmです。考えたらぞっとしてしまいますが、ツールドフランスはこの距離を毎日毎日走るレースです。さらに、休息日はたったの2日です。
そして、ツールドフランスを完走することはロードバイク選手にとっても名誉なことでもあり、総合優勝1位になったものにしか送られない、黄色いジャージ(マイヨ・ジョーヌ)をかけて競い合います。
ロードレースでは1日に走る距離が250kmにも及び、数週間の走行距離は3000kmにも到達する。
個人総合優勝には黄色いジャージ(マイヨ・ジョーヌ)が与えられる。
ツールドフランスのダメージ
過酷なレースを耐え抜いた選手の足がこちら
足の血管が浮き上がっています。一時期話題になりましたが、ここまで血管が浮き上がるほど脂肪も削られてしまいます。
こうなってしまう理由は、選手の皮下脂肪がもともと少ないことなどもあるのですが、いかにロードレースが過酷なのかを物語っています。
ツールドフランスなどでは、1日の消費カロリーが7000kg以上消費するとも言われている。
あまり動かない成人男性の3日分はある。そのため、走行中でも栄養補給は欠かせない。
体力だけじゃなくて、強靭な胃も持ち合わせていなければならない。
ここまで、自転車3大大会の1つツールドフランスについて簡単に触れました。
次はロードレース の魅力について触れていきます。
ロードレースの魅力
風景美
筆者が始めてロードレースを見たときに感動したのは、「風景美」です。
ルールなどは何も知らなかったのですが、日本では見ることができないような景色に感動したことを覚えています。
風景美は間違いなくロードレース の魅力のひとつでしょう。




このような日本では見られない壮大な風景を見ることができます。
こんなところで走れたらどんなに気持ちいいのだろうか?と、いつも見ています。
山、草原、もそうですが、ヨーロッパ特有の石畳のレースなどもあります。
ロードレースはチーム戦
ロードレースのことをまったく知らない人からすれば、ロードレースがチーム戦だと知らなかった人もいるのではないでしょうか?
個人競技に見えるロードレースは集団スポーツです。そこには、戦術があり、助けあいもあります。
ロードレースでは、4〜8人が1つのチームとなって戦います。
チームには、「エース」「風除け」「補給係」「他のチームを妨害する」などの役割が分担されていて、最終目標はエースを勝たせることです。
ロードレースは、そんなチームプレーも魅力のひとつです。
エースの体力を温存させるために、前に入って風除けになったり、相手を前に行かせないように妨害したりすることも、知っておくとロードレース をより楽しめると思います。
ロードレースの最強の教科書は弱虫ペダルだ

誰もが知っているマンガ、それが弱虫ペダルです。
自転車ブームの火付け役になったマンガでもあります。
その弱虫ペダルもはじめて連載を開始したのが2008年なので、ずいぶんと長く続いているマンガの1つですね。
現在のところ、78巻まで単行本が発売されています。そして、2022年10月には第5期となる新しいシリーズもNHKで放送が開始されます。
そんな弱虫ペダルなんですが、筆者はロードレースのことを学べる1番の教材は弱虫ペダルだと思っています。
筆者もまだ何もロードレース について知らなかったときに弱虫ペダルを見て理解できたことがたくさんあります。
例えば、先ほど言った、役割のことなどがそうです。
完全に個人競技だと思っていたので、そういう戦術などがあるんだと驚いたことを思い出します。
弱虫ペダルは主人公の『小野田 坂道』が成長していく姿に感動する物語ですが、ロードレース の教科書的に読むこともできますし、堅苦しい本と違って、マンガなので楽しく学べるのもいいですね。
15巻まで読めば理解できる
弱虫ペダルは78巻までありますが、全部読まなくても十分に理解することができます。
さすがにすべてを読むのは大変なので、10巻〜15巻くらいまで読めば十分でしょう。
そのくらい読めばある程度の知識は手に入ると思います。
そして、弱虫ペダルはアニメ版も見ることができるので、アニメ好きな人にはオススメです。
動画配信だと無料期間はあったりするので、第1期くらいなら見ることは可能でしょう。
ちなみに、アニメ版は第1期〜第4期まであり、動画配信サービスによってはスピンオフ4作も視聴できます。
時間があれば見てロードレースの知識を学んでください。
学んでみると、意外と奥が深くてオモシロイですよ。
まとめ
ロードレースの楽しみかたを学ぶなら『弱虫ペダル』が最強です。
物語も楽しいですし、それに、マンガなので読みやすいですよね。
筆者もあまり弱虫ペダルに期待していなくて、みんなが読んでいるから読んでみるか?くらいの気持ちだったのですが、見事にハマってしまいました。
しかし、知らないうちに、ロードレースの知識も勝手についていった経験があります。
それに、もう少しでツールドフランスなどのグランツールも開催されるので、弱虫ペダルをみて予習しましょう。
きっとロードレースが楽しくなると思います。
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