【誰やねん】YouTubeで活躍する好きなベーシスト1『多田尚人』

YouTubeの勢いが増していくにつれて、それまで縁の下の力持ちだったベーシストが一気に陽の目をみるようになりました。

いままでも好きなバンドのベーシストは知っていても、個人で活動するベーシストやアーティストのバックで演奏するベーシストの名前を知っているという方は少なかった気がします。

しかし、そんな話も過去のことです。今ではプロ、アマチュア含めたくさんのベーシストが表にでて活躍しています。

今回は数多く活躍しているベーシストの中から『多田尚人』さんを紹介したいと思います

個人的にYouTubeの中で1番好きなベーシストです。

でも、多田尚人さんは決して近ごろの流行りなスラップなどを多様するようなベーシストではないのです。

どちらかと言えば、オールドなプレイを得意としています。しかし、派手なベースを弾かないけれど、そのベースはカッコいいですし、ベースという楽器の役割を真剣に考えているからこそのプレイだと推測します。

多田さんの演奏、考え方など参考になることが多くありますので最後まで読んでいただきたいです。

【Bassist】多田尚人さんって誰やねん!!

(画像出典:http://naoto-tada.com)
名前多田尚人(Tada Naoto)
生年月日1983/05/21
出身地山口県下関市
担当楽器エレキベース ウッドベース
主な参加楽曲あいみょん、森山直太朗、アイナジエンド、Aimer、マイケルカネコ

多田尚人さんは山口県下関市出身の39歳のベーシストです。

自身のバンドなどは組んでおらずに、主にサポートベーシストとして活躍しています。

最近の参加楽曲には「あいみょん 」「森山直太朗」「アイナジエンド」などそうそうたるアーティストが名を連ねます。

ベースを始めたのは中学生の頃

多田さんはL’Arc〜en〜CielのtetsuyaさんやGLAYのJiroさんに憧れて中学生のときに、ベースを始めました。ちなみに初めて買ったベースはセイモアダンカンだったそうです。

高校に入ってからもベースを続け、高校卒業してからは京都にある専門学校に進学します。

専門学校在学中にはバンドで京都代表にも選ばれ、YAMAHAが主催する全国大会にも出場しています。

(その後、GLAYのJIROさんに食事に誘われているようです。憧れだったベーシストに誘われるってすごいですし、喜びも相当なものがあると思います。そのエピソードを聞いたときにはこちらも嬉しくなってしまいました。)

▼その時の様子を嬉しそうに話す動画

プロのベーシストとしての初めての仕事は箱バンド

箱バンド=箱バンって知っていますか?

今ではあまり聞かないので、若い子たちは知らない人も多くいるかもしれません。

箱バンは主にキャバレーだったり、バーなどに所属してリクエストに応じていろんな曲を演奏するお仕事です。

年配の方に当時のことを聞くと懐かしそうに話てくれたことがあります。

多田尚人さんはその箱バンドが初めてのプロとしての活動だったそうです。そのときの年齢は19歳です。

筆者も同世代なのですが、多田さんが19歳のときは2000年あたりです。

もちろんそのときは箱バン自体があまりありませんでした、当時ですら箱バンは過去のものになりつつあった中、若干19歳でプロになったのはすごいことだと思います。

(筆者は箱バンと言うものを初めて見たのはタイのディスコでした。日本も1970代80年代あたりはこう言った熱気がある箱があったのかな?と感じたのを覚えています)

その後、箱バンを経て京都から東京に上京して現在の活躍にいたります。

多田尚人さんの最近の活躍 

以上が簡単な多田尚人さんのプロフィールです。ここからは最近の多田さんの活躍をみていきましょう。

最近の多田尚人さんはYouTubeをはじめ、ライブ、サポート、レコーディングと多岐に渡り活動しています。

(※少し前には「月曜から夜更かし」に出演したこともあります。橋の袂の空間が気になっていると言う内容でした。あのときは驚きました。これからタレント業でもするのか?と思いましたが、普通にTwitter経由で出演の依頼があっただけのもようです。)

YouTube

筆者が多田尚人さんを知ったのはYouTubeがきっかけです。

更新頻度はそこまで高くはないですが、登録者数は2022年12月現在7560人を誇ります。

多田さんのチャンネルの特徴はマニアックなことです。

最近のYouTubeはどれだけ目立つかが勝負のような気がします。

例えば、超絶スラップを弾いてみた、ベーシスト1年目と10年目の違い!などです笑

ベースと言うちょっぴり地味な楽器で目立つにはそうでもしないとYouTubeでやってはいけないのは理解できます。

しかし、正直見ていて疲れますね。

それと同時に何でこんなチャンネルがのびるんだろ?といった気持ちになります。

まぁ、それは置いておきます。

対照的に多田さんのチャンネルはそういった内容のものがほとんどありません。

内容は硬派な印象です。だからこそ玄人向けのチャンネルと言えるかもしれません。

たまにオフ会の様子などもアップされるのですが、参加者の皆様もレベルが高いです。

初心者にはとっつきにくいようなチャンネルになっていますが、ベースとはこうだ!と言うかのように、ベースの本質を追求しているところが魅力だと思います。

多田さんのYouTubeチャンネルで好きな動画

多田さんのチャンネルで好きな動画は『ベースを弾く上で○○の力はやっぱり大事だと思う!』です。

○○って何のこと?と思うかもしれません。

この部分に入ると言葉は「みみ」です。

多田さんは他の動画でも耳、聴く力を大事にしています。

具体的には、耳コピをして耳を鍛えること。

今現在、ネットで検索すれば楽譜はすぐに見つかります。しかし、楽譜やTABに頼ってばかりいては成長はないと言います。

確かに楽譜を見れば手っ取り早いですが、そればかりでは成長がないということが身に染みます。

筆者自身もこの動画を見てから楽譜に頼ることを辞めました。まだまだですが、大事なことを知れた動画になっています。  

アーティストのサポート

(画像出典:https://www.aimyong.net/)

先ほど言った通り、数々の有名アーティストレコーディングなどにも参加しています。誰もが知っているアーティストに「あいみょん」「森山直太朗」などがあげられます。

参加アーティスト
  • あいみょん
  • 森山直太朗
  • マイケルカネコ(失礼しました!)
  • 中島美嘉
  • 土屋公平
  • Aimer

レコーディングやライブだけではなく、ミュージックステーションなどのTV出演も精力的こなしています。

(この日はYUKIさんのサポートだったようです。筆者はjamのコピバンをやっていたくらい大好きなので羨ましい笑)

多田尚人さんの使用機材

多田さん自身のYouTubeチャンネルなどでも使用している機材についてよく触れています。YouTubeを本格的に始めた2020年ころにはFenderのヴィンテージを好んで使用していましたが、最近ではオーダーメイドしたProvisionのジャズベースなども使用しています。

【Fender】【Provision】JazzBass

(1965年製のFender JazzBass。多田さんのYouTubeでもよく弾いているベース。)

(初めてオーダーしたProVison製のJazzBass。Provisionは多田さんの出身地と同じ山口県下関市にあるメーカー。プロの間でも評価は高い)

(同じProvision製のJazzBass。こちらは5弦使用になっている。)

【Fender】PrecisionBass

(60年代(右)70年代(左)のPrecisionBass。70年代のBassはL⇔Rのベーシスト木下さんに譲ってもらったもの)

【TDC-you】【Sadowsky】【ShinsMusic】のプリアンプとDI

(左からTDC-youのDI、Sadowskyのプリアンプ、Shinsmusicのプリアンプとなっている。)

多田さんはコロナ禍になってからライブが出来なくなったのをきっかけに自宅でもレコーディングを行えるようにと機材にもこだわっているそうです。

特にTDC-youのDiとShinsのプリアンプは最高の組み合わせとおっしゃっており、Youtubeでもよく使用しています。

(※最近ではNobleというアメリカにあるメーカーのDiも追加していますが、日本国内に代理店がなく個人輸入するしか購入する方法がないようです。)

この他にも使用している機材はいくつかあるのですが、プロのベーシストの中では使う機材は少ないほうかもしれません。

そして、上記で紹介したプリアンプなどは、音色を極端に変化させるものでもないので、ベース本体の音を大事にする多田さんらしい選択だなと思います。

YouTubeメンバーシップもやってます

YouTubeチャンネルの方では、メンバーシップもやっています。

メンバーシップの最大のメリットは多田さん本人と交流できることでしょう。例えば、オンライン飲み会だったり定期的に都内のレンタルルーム借りてメンバーとオフ会を開催しています。

びっくりするのはその時間。なんと、昼から始めて夜まで10時間くらい行うようです。笑

もちろん、帰りたくなったら帰ってもいいし、その辺は自由なようです。

こんなに一線で活躍している人がこんなにも時間をとってくれるなんてあまりありませんし、参加者の雰囲気も楽しそうでした。

こんな風にプロとアマとかで壁を作らずに、対等に接してくれるのも多田さんの魅力なのだと感じます。

(しかし、時代は変わったなと。昔はプロに会うと言ったらベースクリニックだったり、習いに行くしかありませんでした。特にベースを始めたばかりの方はプロに話を聴くって重要だと思います。)

そして、オフ会とは別に専用のチャットルームにも参加できるようになっています。疑問に思っていることや単なる雑談とかでも質問すれば、メンバーや多田さん本人が回答してくれると思います。

ベースが好きな方などは覗いてみてはいかがでしょうか?

>>Bassist Naoto Tada YouTubeチャンネル

まとめ

今回はベーシストの多田尚人さんを紹介しました。

まだまだ書きたりないのですが、長くなってしまうのでこれから少しづつでも更新していこうと思います。

そして、とにかくカッコいいベーシストなのでYouTubeなどをチェックしてみてください。ちょっと古めな洋楽が好きな人なら絶対に気にいると思います。(Motownとか)

自分自身も少しでもベースがうまくなれるように、多田さんのYouTubeを見て精進したいと思います。

※個人的にはあいみょんの「朝陽」のベースが好きです。聴いてみてください。

>>Amazon Musicあいみょんのページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です